『Blog』“この先いくらかかる?”を見える化!中古リノベのリアルな費用シミュレーション
― 購入〜リノベ〜住んだ後まで、トータルで考えるお金の話
「中古リノベって、結局いくらかかるの?」
「物件価格は安くても、リノベ費用が高くつくんじゃ…」
「住んだ後の維持費や修繕費も気になる」
中古住宅+リノベーションは、自由度が高くコストを抑えやすい選択肢ですが、
全体の費用感がつかみにくいという声もよく聞きます。
この記事では、物件購入からリノベーション、住んだ後の維持費まで、
リアルな費用感をシミュレーション形式で見える化。
「結局いくらかかるの?」という疑問に、具体的にお答えします。
中古リノベの費用は「3つのフェーズ」で考える
中古リノベの費用は、大きく分けて以下の3つに分類できます。
① 物件購入費用
→ 中古住宅そのものの価格+購入時の諸費用
② リノベーション費用
→ 解体・設計・施工・設備・素材などの工事費用
③ 入居後の維持費・ランニングコスト
→ 固定資産税・修繕費・光熱費など、住み続けるための費用
→ この3つをトータルで把握することで、安心して資金計画を立てることができます。
フェーズ①|物件購入にかかる費用
中古住宅の価格帯(首都圏・中部圏の一例)
| 物件種別 | 築年数 | 面積 | 価格帯(目安) |
|---|---|---|---|
| 中古マンション | 築25〜35年 | 60〜70㎡ | 1,800万〜3,000万円 |
| 中古戸建て | 築20〜30年 | 80〜100㎡ | 1,500万〜2,800万円 |
※立地や状態により大きく変動します
購入時にかかる主な諸費用(目安)
| 項目 | 費用の目安(物件価格2,500万円の場合) |
|---|---|
| 仲介手数料 | 約86万円(物件価格×3%+6万円+税) |
| 登記費用 | 約20〜30万円 |
| 住宅ローン手数料・保証料 | 約30〜50万円 |
| 火災保険・地震保険 | 約10〜20万円 |
| 固定資産税・清算金など | 約10〜20万円 |
→ 合計:約150〜200万円前後が目安です。
フェーズ②|リノベーションにかかる費用
フルリノベの費用感(スケルトンリノベの場合)
| 面積 | 費用の目安(税別) |
|---|---|
| 50㎡ | 約800万〜1,000万円 |
| 70㎡ | 約1,000万〜1,300万円 |
| 90㎡ | 約1,300万〜1,600万円 |
※使用する素材・設備・構造補強の有無により変動します
費用を左右する主な要素
- 解体の有無(スケルトンにするか部分的か)
- 水回りの移動の有無(配管工事が必要)
- 使用する素材(自然素材はコスト高め)
- 断熱・耐震などの性能向上工事の有無
- デザイン・造作家具・照明などのこだわり度合い
→ 「どこまでやるか」を明確にすることで、予算に合わせた設計が可能です。
節約のポイント
- 既存の間取りや設備を活かす
- DIYできる部分は自分で手を加える
- 造作より既製品を上手に取り入れる
- 補助金や減税制度を活用する(例:住宅省エネ補助金、ローン控除)
フェーズ③|住んだ後にかかる費用
① 固定資産税・都市計画税
- 一般的なマンション:年5万〜15万円程度
- 戸建て:土地の広さや地域により異なる(年10万〜20万円前後)
② 修繕・メンテナンス費用
- 設備の更新(給湯器・エアコンなど):10〜20年ごとに数十万円
- 外壁・屋根の塗装(戸建て):10〜15年ごとに100万〜150万円
- マンションの修繕積立金:月1万〜2万円程度(築年数により増加)
→ リノベ時に性能向上しておくと、住んだ後の修繕費を抑えられることも。
③ 光熱費・保険・通信費など
- 断熱リノベで冷暖房費が月3,000〜5,000円下がるケースも
- 火災保険・地震保険は5年更新で5万〜10万円程度
- 通信費・管理費なども含めて、月々のランニングコストを把握しておくことが大切です。
シミュレーション例|中古マンション×リノベの総費用
前提条件:築30年・駅徒歩10分・65㎡の中古マンションを購入+フルリノベ
| 項目 | 費用(概算) |
|---|---|
| 物件価格 | 2,300万円 |
| 購入諸費用 | 約180万円 |
| リノベ費用 | 約1,100万円 |
| 合計 | 約3,580万円 |
→ 月々のローン返済(35年・金利1.2%):約10万円前後
→ 管理費・修繕積立金・光熱費など:月3〜5万円程度
→ 無理のない返済計画を立てることで、家計の中に“住まい”を無理なく組み込めます。
費用を“見える化”するためのステップ
① 物件探しと同時にリノベ会社に相談する
- 物件のリノベ向きかどうかを判断してもらえる
- リノベ費用の概算を早めに把握できる
- トータル予算のバランスを見ながら物件選びができる
→ 「買ってから考える」ではなく、“買う前から相談する”のが成功のコツです。
② ライフプランと照らし合わせて資金計画を立てる
- 教育費・老後資金・働き方の変化も含めてシミュレーション
- 住宅ローンの返済比率は年収の20〜25%以内が安心
- 住宅ローン控除や補助金も活用して、実質負担を軽減
③ “全部やる”より“優先順位をつける”
- まずは水回りと断熱だけ整える
- 将来の再リノベやDIYで少しずつ育てる
- 「今の暮らしに必要なこと」から始める
→ 予算に合わせて、段階的に住まいを整えるという考え方も有効です。
まとめ:お金の不安は、“見える化”で安心に変えられる
中古リノベ住宅は、自由度が高い分、費用の幅も広くなります。
でも、だからこそ大切なのは、全体像を早めに把握して、暮らしに合った予算を組むこと。
- 物件購入+リノベ+住んだ後の費用まで、トータルで考える
- 「どこに、いくらかけるか」を明確にして、優先順位をつける
- 無理のないローン設計と、将来の変化に備えた資金計画を立てる
- リノベ会社やFP(ファイナンシャルプランナー)と連携して、数字を“見える化”する
「なんとなく不安」な状態から、「これならやっていけそう」という確信へ。
お金の不安は、見える化と計画で“安心”に変えることができるのです。
住まいは、人生の土台。
だからこそ、数字と向き合いながら、心地よく、無理なく、長く付き合える家づくりを目指していきましょう。